前回の記事を踏まえたうえで、今回も書きます。
ややこしいワードとして「インディーズな出版」と「商業出版」が多用されますので、前回のブログを参照して頂ければと思います。
えほんやるすばんばんするかいしゃ名義で出版を始めたのは2013年~です。
この時点では「インディーズな出版」で、2019年の出口かずみさんの「小八」(初版)までは、このやり方のみで、2023年から「商業出版」もスタートします。
なので、現在は「インディーズな出版」と「商業出版」を並行してやってます。
なぜ出版を始めたのか、なぜ「インディーズな出版」をやっていたのか、なぜ「商業出版」もやってみようと思ったか、というのを記録しておきたいのですが、それはまた別の機会に。いまは「商業出版」のスピードが速すぎるので、まずはリアルタイムで起こっていることを優先的に書き留めておきたいと思います。順番がめちゃくちゃですが、「商業出版」をやってみて感じていることを書いてみます。

あ、いろいろ書く前に、このブログを書く動機の一つを書いておこうと思います。
「商業出版」の流通を使い始めてすぐに、「この流れと速度の中にいたら、最初にあったはずの疑問や違和感(良いとか悪いではなく)が、あっという間にうやむやになる」と危機感を覚えたからです。危機感と言うと、「商業出版」が悪いように聞こえるかもしれませんが、そうではなく、あくまでも個人としての危機感です。立っている場所がグラついてしまうというか、自分を見失ってしまうというか。まだうまく言葉にできませんので、書いていくうちに気付いていければと思います。毎度毎度、前置きが長くて呆れます。では、始めます。

商業出版の流通を使い始めたのが、今年の5月。
この5月に至るまでも本当に長かったのですが、これを書いてると一向に進まないので、ざっくりといきましょう。

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この5月に至るまでに躓いたのは「ISBNに書誌情報を登録する」ということ。これが特にわからなかった。ISBNの取得までは、なんとなくできるのだけど、書誌情報を登録する窓口がいまいちわからない。調べると、そこであってるはずなのにメールや電話をしても、どうやら違う。どうすればいいのかを聞いてみたものの、理解できずわからぬまま。
幸い、出版社を始めたばかりの知人が近所にいたので、聞いてみることに。その方も詳しいことはわからないらしいが、どうやら「版元ドットコム」の会員になるといいらしい。当然、他にも方法はあるようだが、確かにこれが簡単そうだ。入会を決める。

(僕は元々、社会に存在する「手続き」というものが異常に苦手で、書類の提出とかが内容を理解して署名するとか、そういうことに直面すると毎度めげそうになる / めげてしまう)

気付くのが遅くて情けなくなるが、この辺くらいから、「手続き」の重要性をひしひしと感じ始める。自分と同じような立ち位置の人がやっていることは、きっと重要なこと(もしくは必要なこと)が多いだろうから、最初は理解できなくても、まずは手続きをして、あとから理解すればいいことが多いような気がした。当然だが、なにかと契約する度に、年会費や月会費やその他いろんな経費がたくさんかかることになる。これまでの自分は、このコストが必要なのか相応なのかを理解し「手続き」をしようとしていたから、めげそうになってたのかもしれない、と気付く。理解は大事だが、自分の場合、理解を先に持ってくると、全てを放棄したくなるので、まずは必要な手続きを踏んでいくことが大事だと思った。逆に言えば、この社会(この世界)では、ひとまずの「手続き」さえしておけば、なんとなく「OKですよ」と言われてる気がした。それは、受け入れられてるとかではなく、「ここから入るんですよ」という入口を教えてもらって、そこに立たされただけでしかない。
同時に、この辺から少しずつペースをあっち側に握られていくような感覚があった。なんというか、明らかにこれまでとは歩幅や歩いてる道が違っていく感じがした。

今回はひとまず、ここまで。この調子で次に行きます。

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