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あっという間に年末。 先日、ここに記事を書きました。 https://note.com/hanmotocom/n/na4f6eec7dad1 〆切があったおかげで、今まで文章化できなかったことを少しだけできた気がする。 でもまだまだなので、来年はもう少し書く時間を作ろう。
あっという間に時間が過ぎる。 ひとまず、もうすぐ落ち着く、、はず。 リアルタイムに書くことができないのがもどかしい。
なんとなく、今朝のこと。 出来たばかりの本たちがやってきた。2000冊。 置き場は二階なので、運送の人に一階に荷下ろししてもらって それを二階まで自力で運ぶ。階段なので、なかなかつらい。 多いときは、100往復する。 この作業は出版をやるようになって、恒例の儀式のようになっている。 ひと月前も、この儀式をやった。 (真夏だった、、、過去最高に大変だった、、、) これがなかなか大変な儀式なので、毎度毎度びくびくする。 経験値が増える度に、びくびくが大きくなっていく。 当日、雨は降らないだろうか。体調は万全だろうか。 暑くないといいな。など、まずは当日の環境のことを考える。 次に、全体の体積や重さのことを考える。 1冊の大きさ・重さを測って(束見本の状態) 1冊×冊数を想像する。 そして、置く場所を考え、整え、スペースを確保する。 このくらいになりそう、と分かった瞬間、 すこしホッとすることもあれば、恐怖に変わることもある。 今回はというと、すこしホッとした。 本のサイズも小さめだし、たいした厚みもない。 雨も降らなさそうだし、少しだけ涼しそう。 包みあたりの冊数(何冊単位で包まれているか)がわかるのは、当日。 現物と対面したとき。 それを抱えたときに、一度で何冊持てるかが確定する。 同時に、往復回数もわかる。 今回は、20冊単位だった。 一度に4包持てたので、80冊いけそう。 ってことは、25往復!(前回は100往復) 余裕だ。 でも、予想は裏切られた。 はじまって間もないのに、息切れが激しい。 そういえば、今日は湿度が高い。 気温の高さより湿度が苦手なので、困った。 気を付けてゆっくりやってみたが、足腰や力の問題じゃない。 湿度の高さによる暑さが、単純にきつい。 といっても、たかだか25往復。と思ってたら、 一階への荷下ろしが終わった。 運送の人は、荷下ろしまでが仕事なので 「おつかれさまでした、ありがとうございました!」 と伝えて帰って頂くことにしようと思ったのだが、 なんと!ちょっと手伝ってくれた。 申し訳なく思いつつも、甘えてしまった。 おかげで無事に終了し、また一つ学習した。 舞台裏を書くのは得意じゃないので、 これまでもあまりやってこなかったし、 たぶんこれからもあまりやらないような気がしている。 ただ今回はなんとなく書いてみようと思ったのは、なんでだろう
毎日が早すぎてリアルタイムで感じてることが全然書けない。 もう少し気軽にやってこう。 順序通り(時系列)にやっていったら追い付く気がしないので 前回の続きは またゆとりのある時に書こう。 とにかく、いまのことを。 4月末から商業の流通を使い始めて、あっという間に4か月が経った。 本当にあっという間。 この間、3冊の本を流通させた。 はじめの一冊は、5月。2冊目は、6月。3冊目は、8月。 一連のことを経験してみて現時点での感想は「とにかくはやい」。 これまでやってきた「インディーズな出版」は、 本当にゆっくりやってたせいもあって、正直このスピードに戸惑う。 同じことを何度も書いてしまいそうなので 次の話題に移行できるよう、なんとなく箇条書きを挟んでみよう。 <びっくりしたこと、気付いたこと> ・書店さんの発注方法がFAXだということ+全国の書店にFAXを流すこと ・FAXで頂く注文は、基本的に1冊だということ ・注文のFAXが手書き(当たり前なのだけど、、、)& わりとラフな感じ ・うちが得体の知れない出版社なのに、注文を頂けるということ ・大型書店でリピートして注文して下さるということは結構稀かも ・トランスビューの仕事量の多さ(すごい) ・FAX送信から一か月ちょっと経つと、注文がぱったりなくなること ・版元ドットコムやトランスビューの人たちの情報交換や助け合い精神 ・ものすごく管理が大変そうなのに、流通が回っていること(すごい) よし、今日はここまで。 次回は、この箇条書きの中から何か書けたら書こう。 とにかく頑張らずに書くこととちょっとずつでもメモっていくことが大事な気がする。
前回の記事を踏まえたうえで、今回も書きます。 ややこしいワードとして「インディーズな出版」と「商業出版」が多用されますので、前回のブログを参照して頂ければと思います。 えほんやるすばんばんするかいしゃ名義で出版を始めたのは2013年~です。 この時点では「インディーズな出版」で、2019年の出口かずみさんの「小八」(初版)までは、このやり方のみで、2023年から「商業出版」もスタートします。 なので、現在は「インディーズな出版」と「商業出版」を並行してやってます。 なぜ出版を始めたのか、なぜ「インディーズな出版」をやっていたのか、なぜ「商業出版」もやってみようと思ったか、というのを記録しておきたいのですが、それはまた別の機会に。いまは「商業出版」のスピードが速すぎるので、まずはリアルタイムで起こっていることを優先的に書き留めておきたいと思います。順番がめちゃくちゃですが、「商業出版」をやってみて感じていることを書いてみます。 あ、いろいろ書く前に、このブログを書く動機の一つを書いておこうと思います。 「商業出版」の流通を使い始めてすぐに、「この流れと速度の中にいたら、最初にあったはずの疑問や違和感(良いとか悪いではなく)が、あっという間にうやむやになる」と危機感を覚えたからです。危機感と言うと、「商業出版」が悪いように聞こえるかもしれませんが、そうではなく、あくまでも個人としての危機感です。立っている場所がグラついてしまうというか、自分を見失ってしまうというか。まだうまく言葉にできませんので、書いていくうちに気付いていければと思います。毎度毎度、前置きが長くて呆れます。では、始めます。 商業出版の流通を使い始めたのが、今年の5月。 この5月に至るまでも本当に長かったのですが、これを書いてると一向に進まないので、ざっくりといきましょう。 - この5月に至るまでに躓いたのは「ISBNに書誌情報を登録する」ということ。これが特にわからなかった。ISBNの取得までは、なんとなくできるのだけど、書誌情報を登録する窓口がいまいちわからない。調べると、そこであってるはずなのにメールや電話をしても、どうやら違う。どうすればいいのかを聞いてみたものの、理解できずわからぬまま。 幸い、出版社を始めたばかりの知人が近所にいたので、聞いてみることに。その方も詳しいことはわからないらしいが、

せっかくなので

「商業出版・果林社のこと」 今年2023年の5月から、えほんやるすばんばんするかいしゃの商業出版部門・果林社がようやく動き始めました。商業出版をやり始めて、いろいろと感じることがあるので、ここに書き留めておこうと思います。現段階では、わけがわからないことがいっぱいです。数年後、良くも悪くも今よりも理解が深まったときに記憶を都合よく書き換えないように、いまの状況をできるだけ淡々と記録しておきたいな、という意図もあります。 基本的に自分用の文章なので、人のためではありません。できるだけメモのように雑にやっていけたらと思っていますが、慣れるまでに時間がかかりそうです。最初は なんだかんだ自意識が邪魔して人の目を気にした文章になりそう、、。そもそもこの文体も矛盾だらけなので、慣れてきたら「ですます調」ではなく、肩の力を抜いてひっそりと書けたらいいなと思います。というわけで、あまり整理もせず、行き当たりばったりで書いていきます。 - まず商業出版とは、なんなのか、、、と思ったけど、まずはうちの店のこと。 これを踏まえて、今があるのであくまでこれもただのメモです。 < お店で出版をするようになった流れ > 2003年|高円寺で絵本専門の古本屋としてオープン 2007年|現在の地へ移転 / 前の店舗から徒歩1分の距離 2011年|店内で初展示・きくちちき個展「ちきちきばんばん展」 ※手製本制作 2013年| ・るすばんばん~発行の初の出版物「つながる」(きくちちき著) ・店舗改装のタイミングで2回目の展示(きくちちき個展)にあわせて刊行 2014年| ・2冊目刊行~きくちちき「いちにのさん」 ・1Fにギャラリーオープン、2Fに古本屋で2フロアになる 2015年|手製本での出版を始める、手製本3冊刊行 2019年|2Fをクローズ、出版業も休止 ※ここまでで15冊の本を刊行 2021年|店舗リニューアル ~ 1Fが2フロアになり、新刊本も扱うようになる 2022年|3年ぶりの出版物、杉本さなえ「AGEHA」を11月に刊行(初の果林社発行) 2023年| ・出口かずみ画集「小八」を共同出版という形で発行(果林社としては2冊目) ・トランスビューと契約~商業出版流通スタート  ====== ざーっと、こういう感じです。 うちの店(えほんやるすばんばんするかいしゃ)は、 200
<おしらせ> 2023年3月15日をもちまして、denaipenの営業は終了しました。 今日は、2023年7月14日です。ちょうど4か月が経ちました。 昨年末くらいから目まぐるしすぎて、終了のお知らせもできないまま、ものすごいはやさで時間だけが過ぎてしまってました。ちゃんとお知らせもできておらず、申し訳ありませんでした。その間、お問い合わせも頂いていたので、なおさら申し訳なかったです。すこし落ち着いてきましたので、がんばって書いてみます。 昨年12月に始まって2023年の3月で終了なので、約4か月と本当に短い活動期間でした。 終了の理由はいくつかありますが、大きくわけて三つ。 一つは手が回らなくなったこと。 denaipen以外にも、えほんやるすばん~(本屋・店番)、果林社(出版)、展示企画、日常業務(メールや電話、発送、仕入れ、手続き)など、、、これらをほぼ一人でやろうとしてしまって、年明けには 完全に手が回らなくなってしまってました。典型的な業務過多。覚悟はしていたつもりでしたが、やっぱり無理がありました。 もう一つは、denaipenの構想をほとんど誰にも伝えられなかったこと。言葉で伝えるのは、なかなか難しいと思っていたので、できるかぎり可視化してく必要があると考えてましたが、想像以上にうまくできませんでした。いま思えば、待ちの姿勢ではなく もっといろんな人にお願いすべきだったと反省しています。それに加えて十分なゆとりが必要だったのかもしれません。そう考えると、これも「手が回らない」という理由に含まれるのかも。 ここまでは反省が含まれるのでややネガティブな理由ですが、最後の一つはポジティブな理由であり、一番大きな理由と言ってもいいかもしれません。 denaipenで一番最初に(12月に)企画をやって下さった出版社の点滅社さん&小窓舎さんの存在です。話せば長くなるので割愛しますが、点滅社さん&小窓舎さんが、もう一度denaipenでイベント(本屋)をやってみたいと言って下さったことが大きな理由でした。それがなんだか妙にうれしくて「だったら、この場所で正式にお店(※イベントではなく)をやったらどうですか?」みたいなことを言ったような気がします。それから話はとんとんと進んでいき、ぼくは大家さんと不動産屋さんに連絡して3月いっぱいで契約終了にしてもらって、